京都府立医科大学研究開発・質管理向上統合センター 〒602-8566 京都市上京区河原町通広小路上ル梶井町465

【活動内容/取組み】

 本開発は、臨床研究開発支援を行っている京都府立医科大学研究開発・質管理向上統合センター所属の研究者と京都工芸繊維大学のコンピュータサイエンスの研究者が共同で進めています。この開発が目標としている成果は、臨床研究事例を動的に生成して学習者に提示するコンピュータシステムの設計と、このシステムを利用した研究公正高度化に資する新規研究倫理教育プログラムの実装、普及です。
 この開発の課題は大きくふたつに分かれます。
 ひとつは臨床研究の仮想シナリオの作成です。臨床研究事例を動的に生成して学習者に提示するコンピュータシステムが研究不正を効果的に防止するためには、研究不正を誘発する原因を事例の中に埋め込み、学習者がそのような場面に進んだ際に、意思決定を迫るといったシナリオの作成が重要だと考えています。
 もうひとつの課題は動的生成の可能なプログラムの開発です。この開発では不正事例から抽出・設計された臨床研究の仮想シナリオに基づき,臨床研究事例を動的に生成して学習者に提示するコンピュータシステム、すなわち、ロールプレイの分岐とマルチエンディングを自動生成するシステムの設計を行います。またこのシステムのプロトタイプの実装及び評価を行い,それに基づいた新規研究倫理教育プログラムを目指します。
 現在、仮想シナリオの作成課題については、文献調査、ヒアリング調査などにより研究不正事例に関する情報を収集し、分析等を行っています。また、動的生成の可能なプログラム開発においては、与えられた臨床研究事例を動的生成する手法の基礎的検討を実施しているところです。